今週のお題「おとうさん」
父は、62歳で亡くなってます。
今務めている会社の定年の年齢が、65歳。
そう考えると、早く亡くなった。
と言えるかもしれないですね。
いろいろと思い出すことがありますが、
遊びに行っても、ドライブしても、家で、ご飯食べていても、
なにしてても楽しかった。
女の子は、思春期になると父親を遠ざける。
と言いますが、
べたべたした関係では、もともとなかったので、急に疎遠になったりはしなかったのですが、いい距離感で、話をしたり、聞いてもらったりしてました。
なんとなくずっと好き。
って感覚。
そして、何かをしなくても、同じ空間にいるだけで、
うれしくなる存在でした。
いてくれるだけでいい。
という人は、父親だけのような気がします。
尊敬の対象でした。
突然倒れて、私が駆け付けた時には、人工肺を付けていて話すことさえできなかった父。
ただ、泣きながら、助かってほしいと願いましたが、1週間後には、亡くなりました。
その時できるすべてのことはしてもらって、手術をしましたが、集中治療室から出ることはなかったです。
人生で、これでもかというぐらい涙が勝手に出てきて、止められなかったこと。
今でもよく思い出します。
人目もはばからず大泣きしていました。
葬式など、ばたばたとこなしていくうちに、
自宅に帰って、子供の世話をしているうちに、
日常の中に父親の死が、埋もれていき、
徐々に悲しみも癒えてきたんだと思っていました。
父の死から、3年ほどして、
ある時、服の整理をしていたら、自分の服の大半が、
グレーの色の服しかないことに気づきました。
そのときの衝撃。
灰色の服たちを眺めながら、
ああ、まだ私は、父のことで、気持ちがふさいでいるのだな。
と思い、
その日をさかいに、灰色の(死をイメージする色)服は買わないようにし、
自分の肌色に合った、明るいパステル調の生地の服を選ぶようにしました。
3年の月日が、明るい気持ちにさせてくれたのか、
服を変えたことが、明るい気持ちになるきっかけかは、分かりませんが
父親のことで、涙ぐむことはなくなりました。
時間をかけることも大事なのかもしれませんね。
そして、服の整理とかするのも大事ですね。
服装で気分も変わるのだから、前向きになれる明るい色味を
これからも着ようと思ってます。
調べてもらったら、春の色味が私にはあっているそうなので。